fc2ブログ

オカルト探偵倶楽部へようこそ!

 このブログは個人的嗜好に基づき、オリジナル小説や怖い話をUPしています。小説ははライトホラーというか、それ程怖いものではありません。どちらかというと恋愛等、感情を絡めた感の強い作品になっています。以前掲載していたイラストは「Self Improve」というサイトに移動しました。おこがましいようですが著作権は一応放棄していませんのでそこの辺りはご了承下さい。


都市伝説「レディーファースト」

 
自己向上計画Ⅱ







レディーファースト

 

「レディーファースト」という言葉は、男性が女性を優先的に扱い、女性を大事にするという欧米発祥の文化として現代社会では貴族の振る舞いとしての認識が一般的だろう。

しかし、「レディーファースト」の本来の意味合いは現代で扱われるものとは相反するものであり、忌むべき事であったという都市伝説がある。

「レディーファースト」が生まれたのは、中世ヨーロッパと言われている。伝統的な西洋史の時代区分における中世は、一般に5世紀から15世紀、西ローマ帝国滅亡のあたりから東ローマ帝国滅亡のあたりとされていて、権力抗争や男中心社会として最も荒れた時代だといわれている。

その頃のヨーロッパは権力争いや妬み恨みなどで人に危害を加えるということは日常茶飯事にあったという。しかし権力や肉体的力の差で真っ向から堂々と挑むことは逆に返り討ちにあったり、自分にもそれなりの代償を被ってしまうため、人を殺傷する時は暗殺と決まっていた。

その当時の暗殺は現代と異なり、狙撃であるとか、爆発というものではなく、


1:暗闇の中すれ違いざまに襲う。

2:食事に毒を混ぜる。

3:自宅にこっそりと侵入し部屋で待ち伏せをして不意を襲う。

など、中世紳士の人たちは生活の中に常に暗殺のリスクを考慮する必要がありそれらの対応として自分が殺されないためにはどうすれば良いのかということにびくびくしながら生活していた。そこでとった行動が


1:恋人を夜道先に歩かせ、自分は後ろからついていく。

2:食事は女性から食べさせる。

3:自宅であってもドアを開けて妻を常に優先して部屋へ入れる。

女性優先。つまり「レディーファースト」を実践することでもしも暗殺者が潜んでいたり、食べ物に毒物が仕込んであっても女性が盾になってくれるので自分が死ぬリスクを減らすことができたのだ。

実際のところはどうか分からないが強ち作り話の様には思えない。

「レディーファースト」ができない男は現代社会ではモテないかもしれないが、中世ヨーロッパでは逆に出来ない者の方が女性を大切に扱う紳士としてモテたかもしれない。

 

 

スポンサーサイト



(この一行は、各記事の最後に固定表示するサンプルです。テンプレートを編集して削除もしくは非表示にしてください。)

怖いけど怖くない話1



怖いけど怖くない話1





 私が大学生だった頃、友達4人と大学近くのトンネルに行った時の話です。噂では、そこのトンネルで車を止めると子供の霊が『乗せて』とお願いしてくるという話しを聞きました。
 私は怖かったのですが、興味もあり怖いもの見たさと車で通過するだけなら、と思い一緒に行くことに。ともう一人の女友達は断固として拒否していたのですが一人トンネルの外で待つ勇気はなく一緒に来ることに。
 最初は車で通過するだけでしたが、一緒に来ていた一人の男性が
「 せっかくだし、トンネルの向こうまで歩いてみよう」
 と言い出しました。私達は、
『 怖いから、行きたくない!』
 と言いましたが、結局皆でトンネルへ行く事に。
 薄暗く、気味の悪いトンネルのちょうど真ん中くらいに差し掛かった時。1人の女の子が、
「 キャア!」
 と悲鳴を上げました。その声に皆恐怖の箍が外れたのか。一同パニックになり、一斉に猛威ダッシュで歩いてきた方向に引き返してしまいました。
 何とかトンネルの外に出た時悲鳴を上げた子がいないことに気付きました。トンネル内に残されたままになっているようでした。トンネルに入るのを断固拒否していた子。ということもあり、皆不安と、罪悪感と恐怖が入り交じり直ぐには行動が起こせませんでしたが、
「どうしよう…。早く迎えに行かないと!」
 一人の男の子が少し落ち着いてきたのは大きく息をしながら言ったので、皆でトンネルの方に向き直った時、真っ青な顔になって、彼女がトンネルから出てきました。
 皆で、平謝りで頭を下げましたが、彼女は大泣き。落ち着くのに10分近く掛かったと思います。ようやく落ち着いてきて、本当に悪い事をしたと、何度も何度も皆で謝りました。
 その後麓のコンビニまで戻り、再度彼女に謝り、暖かいカフェオレを渡したとき彼女の腕を見てみると、
「!?」
 子供が腕を強く握ったような小さな跡が内出血みたいにはっきりと残って痣になっていました。治るのに3週間ほど掛かったそうです。

 しかしあれから彼女に良い事ばかりが重なっていて。体験自体は怖かったけど、ひょっとしてトンネルの中の座敷童にあったのかもしれないと思い始めたようです。








怖い話を綺麗に終わらせる。そんな内容を目指しています。


自己向上計画Ⅱ
こちらも宜しく!
(この一行は、各記事の最後に固定表示するサンプルです。テンプレートを編集して削除もしくは非表示にしてください。)

自己向上計画Ⅱ

 
自己向上計画Ⅱ


この度他ブログにて闘病日記? のようなものを始めました。
年齢と共に身体の異常が表面化し、気が付けば腎臓、膵臓、肝臓、あらゆる臓器にガタが来てしまい。どうにもならない状態に。

しかし悩んでも仕方ないので、自分を鼓舞し前向きに考えて行くための材料として気が向いたときにでも書いていこうと思います。

同様に気が向いたときには覗いてみてください。
(この一行は、各記事の最後に固定表示するサンプルです。テンプレートを編集して削除もしくは非表示にしてください。)

狐に摘ままれる

selfimproveロゴ

今までのイラストや小説をホームページのにまとめました。


是非こちらにもお越しください



 

日本には、昔ながらの言い伝えがたくさんある。その中でも“生き物”にまつわるものも多く、現代では「そんなの迷信だ!」とすっかり耳にしなくなってしまったものも多いが、実は今でも通ずる言い伝えが存在するのだ。

 有名なところで言うと狐に関する言い伝えは各地に存在し、その伝え方も様々である。御稲荷さんを奉る神社は多数あり、「お狐様に守られる」という良い言葉があると同時に、「狐につままれる」「狐に化かされる」「狐に憑かれる」というような体験をしたことがあるという人は少なからずいるかもしれない。

例えば、……

 

 

 

某峠は昔から怪奇現象が起こると言われていた。その昔若かりし頃の祖父が午後9時頃車でその峠越えをしていた時、助手席に座っていた祖母が車酔いしたのか気分が悪くなったらしく、嘔吐を付き始めたので少し広くなっている場所に車を止めて休憩していた。

一度降車して新鮮な空気を肺に入れると祖母も少し楽になったのか、顔色も良くなり、暫く停車した車中で閑談していたら、急に前方が白く明るくなったと感じると、直後2メートルはあろうかと思われる巨大な狐がゆっくり横切ったそうだ。

ライトに反射した瞳は深紅の鬼火の様に見え、肝が冷えるとは正にこういうことだと2人は言っていた。その後何事もなく峠を越え自宅に着いたらしい。

 

数年後、僕はその峠を夜バイクで越えようとしていた。自宅に帰るのはこの道が一番早いのだ。一本道で信号もなく程よいカーブが連なりバイク乗りには持ってこいの道だった。よく通る道なので安心仕切っていたのか、鼻歌交じりに軽快にコーナーを曲がっていく。

しかしその日は狐につままれたように何度も同じ場所を走っているように感じられ、何時まで経っても頂上にあるいつもの広場に着かない。

(こんなに距離があったかな?)

気味悪く感じつつそのまま走っていると、前方に車の赤いテールランプが見えた。少し安心し、その車に追い付こうと速度を上げた。連続コーナーのせいもあってかそのテールランプは見えたり見えなくなったりを繰り返しながらも少しずつ近づいているように感じていたが、あるコーナーを立ち上がり目の前には真っ直ぐな道になったとたん、すぐ前を走っていたはずのテールランプが認識できない。当たりに停車しているような気配もなく。忽然と消えたとしか思えなかった。

その後似た様な事を2度繰り返した。その時俺は以前祖父が遭遇した「狐につままれる」ということを思い出し、動悸が早くなってきているのを感じた。3度目の直線に入ったとき一端バイクを止め、祖父と同じように新鮮な空気を取り込むためにヘルメットを脱ぎ大きく深呼吸をした。動悸が落ち着いてくる。当たりを見るとバイクのヘッドライトの灯りのみで、エンジンを切りヘッドライトが切れると微かに照らしている月明かりのみで自分が何処に立っているのかわからない。慌ててエンジンを再始動する。エンジンに火が入りヘッドライトが点灯するや否や前方数十メートル先に白く光る何かが目に入った。最初鹿か何かかと思ったが、よく見ると巨大な真っ白な狐だった。ライトに反射した瞳は祖父母の言った通り真っ赤な怒りの炎のようにも感じられたし、すべてを見透かす済んだ瞳にも感じられた。どうすべきかの判断が出来ず立ち竦んでいると、その妖狐は何事のなかったように山に消えて行った。

言うまでもなくその後俺は何事もなく自宅に辿り着き、同居している祖父母に一部始終を話した。

その時微笑んだ祖父母の意図が読み取れなかったが、数年後理解することになる。

 

 

 

昔は山道を歩くと、一本道なのに何度も同じ場所へと辿り着いてしまう。この現象を「狐につままれる」「狐に化かされる」といったものだ。

しかし、近年でも道に迷って、狐に化かされた!といった報告がインターネット上で度々見られる。街にある稲荷神社によるものと諸説あるが、事実は解明されていない。

では、もしもキツネに化かされて道に迷ったとき、どう回避すれば良いのだろうか?

キツネに化かされたときの対処法   (※ あくまで言い伝えです)

 

1)車の場合、ひとまず車を止めてその場で10分間ぐらい一息つくと回避される。

 

2)徒歩の場合も、道を探すのをひとまずやめてみる。一服してから進行方向とは違う、左右の分かれ道に突然曲がると回避される。

 

とにかく落ち着いて、一息つくのが一番のようだ。

 

 


どうでしょうか?

それでは!



(この一行は、各記事の最後に固定表示するサンプルです。テンプレートを編集して削除もしくは非表示にしてください。)

夏の思い出

selfimproveロゴ

今までのイラストや小説をホームページのにまとめました。


是非こちらにもお越しください





ネットで見つけた怖い話を自分なりに物語化してみました。
オリジナルではありません。



 

 

ある年の夏、俺は友人とそれぞれの彼女等4人でロッジを借りて休暇を楽しむ計画を立てた。当日は幸い天気も良く、途中昼食を挟んだりお酒などを買い込んだりしながら、車でロッジを目指していた。大きな渋滞などもなく無事にロッジにつき、ロッジの近くに小さな川があり気持ちよさそうだったので、着いて早々荷物だけロッジに置いて近くの川を目指した。ここに来るまでにかなり寄り道をしたので思ったより時間が掛かってしまい既に15時近くになっていたのでそれほど長時間は滞在できなかったが、和気藹々と1時間程度川で遊んでいた。その時、友人が山の向こうを指し、

「あれはホテルか何かかな?」

と呟いた。そこには確かに何だか寂しい雰囲気のホテルのような建物があった。しかし、俺がロッジを予約する時に調べた限りでは周辺にホテルのような施設はなかったはずだ。

その後、4人で相談し夕食後にそこへ探索に行ってみることになった。夕飯は買い込んでいた材料を使ってみんなで手分けしながらロッジで作り、食べ終わった時には9時くらいになっていたので急いで片付けをして、お酒は帰ってきてから、ゆっくり飲もうということになり、9時半頃にそのホテルのような建物を目指して車で出発した。

当然道など分からないので適当にそっちの方へ向かっている道を探して適当に走った。車中、私以外の3人は、

「潰れて廃墟になったホテルとかだとどうする?」

「入る?」

「何か出るんじゃない?」

などと盛り上がっていたが、俺は調べ漏れたホテルがあるだけだろうと思っていた。街灯などもない道をひたすら車で進むこと30分、ガラスが割れ、蔓が巻き付き、ところどころ外壁にもひびの入った、外から見ても一目で廃墟と分かる、その異様な建物に到着した。

看板などもハズされていたため名称は分からない。もうこの時点で俺達4人は大盛り上がり。

「やばい。絶対何かでそう。入ってみようぜ!」

「いや、ガラスも割れてるし」

「明かりもつかないだろうし、危ないよ」

とギャーギャー騒いでいた。その時、友人の彼女がホテルの一角を指して、

「ちょっと、あれ何?」

全員そっちを向き、それまで騒いでいたのが嘘のように一斉に静かになった。恥ずかしながら俺も軽く身震いした。懐中電灯で照らされたその先の窓には白いワンピースのようなものがゆらゆらと揺れていた。数秒の間、沈黙が続いたが、友人が、

「うおーっ! 怖。ちょっとあそこに行ってみようぜ」

などと言い出した。彼女2人は、さすがに嫌だ、早く帰ろうと拒否をしたが、俺は何か異様な雰囲気のするその建物に入ってみたくなり、結局友人と2人で中に入り彼女等2人は外で待つことになった。

冷静に考えれば、単に窓にかけてある服が風で揺れているだけだろうとも思えたし、何かあればそれはそれで面白そうだという興味も多少あった。

中にはいると、それほど広くはないもののロビーがありホテルであることが分かった。目指す窓は2階の端の部屋だったので、ロビー横にある階段を上っていく。ホテルの中は、ホコリっぽく蜘蛛の巣も所々にあり、廊下なども動物でも入り込んでいるのか土や泥がついて汚れていた。しかし、動物も含めて何も出ず、目的の窓のありそうな部屋まで何事もなく 辿り着くと、部屋の中を懐中電灯で照らす。予想通り白いワンピースがカーテンレールに掛かっていた。ただその時は不思議と全く揺れてなかった。部屋の中も見る限りそれ以外には何もなさそうだったので、俺と友人は部屋には入らずにそのまま建物の入り口へ戻ることにする。部屋に背を向けたとき“ぞくっ”と背中に悪寒を感じたような気がした。途中、のぼってきた階段とは別の階段が廊下の反対側にあったのでそれを使い1階におりて入り口を目指していると、急に入り口の方から、足音が聞こえ彼女達が、俺と友人の名前を叫んでいるのが聞こえた。何かあったのかと思い、

「おーい、こっちこっち」

と言いながら入り口のロビーまで来ると、俺達が最初に上った階段から彼女達が

「早く外に出て!」

と叫びながら、ドタドタドタと下りてきた。呆気にとらわれている俺と友人の手を取り、彼女たちにそのまま外に引っ張り出された。

「どうした?」

と聞いたのですが、とりあえず早く車を出せと、急かすので、ただ事ではないと思いすぐに車に乗り込み、そのままホテルを後にした。

ロッジに戻る車中、途中何があったのか話を聞いてみると、俺達がホテルの中にはいっている間、ボーッと2人でホテルと眺めていると、そのワンピースらしき物のある部屋の中から懐中電灯のような光が見えしばらくすると消えた。もちろんそれは俺達が持っていた懐中電灯だ。

彼女達もそう思ったようだが、問題はその後で、懐中電灯の光が消えてしばらくすると、先程まで窓際で揺れていたワンピースらしき物がすっと部屋の奥に移動していったのだそうだ。流石にこれは異常事態だと思い、俺達を連れ戻しにホテルの中に飛び込んだ。そして、2階に上り私たちの名前を叫んでいると、

「イヒイヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒッ」

という奇妙な笑い声が遠くから聞こえてきた。恐怖の余りその場に立ち竦んでいると、1階から俺達の声が聞こえたので慌てて下りたらしい。

俺の彼女には見えなかったようだが、友人の彼女には、ボサボサの長い髪をした頭がワンピースの上から出ていたのを見たそうだ。

さすがに俺と友人は絶句してしまい、妙な寒気と、異常な喉の渇きを覚えながら、その後は誰も喋らずにひたすらロッジを目指した。

 ロッジに着いて明かりのある部屋に入った時には4人ともほっとしたような顔をしていた。しかしなぜか玄関には5人分の履物が奇麗に並んで置かれていた。

 



どうでしょうか?

それでは!



(この一行は、各記事の最後に固定表示するサンプルです。テンプレートを編集して削除もしくは非表示にしてください。)
(この一行は、各ページ下部に固定表示するサンプルです。テンプレートを編集して削除もしくは非表示にしてください。)
カレンダー
05 | 2023/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
にほんブログ村
にほんブログ村ランキングに参加しています。少しでも気に入っていただければ下記バナーをクリックしていただければ幸いです。
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

月別アーカイブ
サイドバー2下の追尾スペース
ここに追尾させたいものを記載します。